“街のシンボル”だった高層ビル。その爆破を見届けようと、多くの人が集まりました。
■高層ビル“爆破”思わぬ事態に
中国南西部の重慶市で25日、築70年を超える駅ビルの解体作業が行われました。
ビルの高さは84メートル。近くを通る鉄道の車内からも、その爆破の様子を確認できるほどです。
爆破されたのは重慶駅に隣接するホテル。1952年の駅開業以来、地元のランドマークとして多くの人を送り出し、出迎えてきました。
この日、ビルの周辺には別れを惜しむ人々が殺到。
一方、今回の爆破作業を巡っては思わぬ波紋が広がっています。
重慶市で行われた築70年を超える駅ビルの解体作業。そのさなか、崩れるビルの中に人影が見えたという情報が広がり、騒動となりました。
しかし実は、映像は一部を切り取って投稿されたものと判明。巻き戻すと人ではなく、壁に引っ掛かっていたタオルだと分かったのです。
一方、実際にトラブルも起きています。
爆破作業の直後から、近くの高層ビルなど周辺の建物で壁に亀裂が入ったという報告が次々と。当局が調査を始めたということです。