ミャンマーを震源とした地震によってタイで建設中のビルが倒壊した事故を巡り、タイ警察は建築基準に違反して作業員を死亡させたとして中国国営企業の現地法人幹部ら15人を逮捕しました。
3月に発生した地震では、タイの首都バンコクで建設中の高層ビルが倒壊し、作業員ら92人が死亡、4人が行方不明となっています。
タイ警察は今月16日、工事を請け負っていた中国国営企業「中鉄十局」のタイ法人の幹部ら15人を建築基準に違反し、死者を出した疑いで逮捕しました。
基準通りにエレベーターが配置されていなかったほか、コンクリートの強度が不足していたということについて15人全員が容疑を否認しています。