公明党の代表を15年にわたって務めた山口那津男参院議員が党の会合で、夏の参議院選挙に出馬せず政界を引退すると表明しました。
公明党 山口元代表 「ライフワークとして対人地雷の除去、被害者の削減ということに取り組んで参りました。もう一つは公明党の持ち味、他党にはない公明党の持ち味を確立していくこと、それはネットワークを生かした政策実現力ということであります。これからも、この二つ、私個人として求め続けていきたいと思います。今の困難な政治状況のもとで分子結合を追求する、これもまた新たな試みであり大事な役割だ」
山口氏は2009年に当時の太田昭宏代表が衆議院選挙で落選したことを受けてピンチヒッターとして代表に就任し、2024年まで15年にわたって党の顔を務めました。
「なっちゃん」の愛称で親しまれ、退任後も全国各地の選挙応援に入るなど党勢拡大に力を入れています。
山口氏は「恩を返すというのも一つの在り方だが、いただいた恩をまた次の世代に送り伝えていきたい」と話しました。