農水省は、玄米を精米した時の白米の重さの割合について、過去5年間の調査を行うと発表しました。
小泉農水大臣 「やはりそこの部分を把握をしていかなければ、本当は余っていたのか足りなかったのかという、こういったことが続きかねないと思いますので」
元の玄米の重さに対する、精米後のコメの重さの割合を表す「精米歩留まり」は、コメの出来によって変化し、歩留まりが低いほど精米したときのコメの量は少なくなります。
高温障害などの影響で歩留まりが悪くなることがあり、収穫量に対してコメの不足感が強いのは、この歩留まりが原因ではないかという指摘もあります。
これまで農水省は、一部の業者への聞き取りで歩留まりを把握していましたが、今回初めて、食糧法に基づいて大手の卸売業者や生産量が10万トン以上の産地の卸、米穀店などに調査するとしています。