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緑色に濁った岡山城内堀の水をきれいに…高校生が実証実験 2tの水酸化マグネシウムを散布

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 地域貢献の一環です。岡山市の高校生が19日、岡山城の内堀の水をきれいにするための実証実験を行いました。

 岡山市北区の岡山城の内堀ではアオコなどの藻類が発生し、緑色に濁っています。

 内堀の水質浄化に取り組んだのは、岡山工業高校化学工学科の3年生38人です。岡山工業高校では6年前から課題研究として水酸化マグネシウムを使った水質浄化の実証実験に取り組んでいます。

 効果が見込めるようになった2024年度からは岡山市と共同で岡山城内堀での実証実験を行っています。

 実験で生徒らは2tの水酸化マグネシウムを水に混ぜ、橋の上からやカヌーやボートを使って内堀に散布しました。

 水酸化マグネシウムにはアオコを付着・沈殿させる作用や養分のリンを吸着する効果があり、水の透明度の改善などが期待できるということです。

(参加した生徒は―)
「やっぱりきれいになっていったらいいなと思うし、緑が、今、白になったんですけど、これが透き通っていったらむちゃうれしいです」
「やっぱりきれいな堀があってこその岡山城が成立していると思うので観光客や僕たちからも見てもきれいになってほしい。きれいな岡山城を見ていたいのできれいにしたいと思っています」

 岡山工業高校と岡山市では、今後も定期的に透明度や水質の検査に取り組みたいとしています。

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