TOKIOの国分太一さんが自身が出演する日本テレビの番組を降板することが発表されました。「聞いた瞬間に、降板を考えた」。国分さんに一体、何があったのでしょうか。
■なにが?国分氏が番組降板
日本テレビ 福田博之社長 「30年間たくさんの視聴者に支持いただいた番組で、降板の事案ということになったので私の口から伝えるべきだと思い、皆さんにお集まりいただいた」
「複数のコンプライアンス違反」。何があったのか、少しずつ分かってきました。
TOKIOのメンバー・国分太一さん(50)。日本テレビは20日、国分さんに関してコンプライアンス上の問題が複数確認されたとして番組降板を決定したと発表しました。
■複数の「コンプラ違反」
ただ、コンプライアンス上の問題の中身ですが、プライバシーの観点から言えないと繰り返しました。
福田博之社長 「(Q.複数回というのは何回か?)複数回とだけ申し上げます」 「(Q.被害者がいるということですね?)それも申し上げられません」 「(Q.それでは何があるのか全然分からない)申し訳ありません」 「(Q.どういう事案かというのはプライバシーと関係ないのでは?)関係あります。関係する可能性があります」 「この辺りで具体的な話は終わりにさせていただきたいと思います」 「(Q.許されない行為だと感じている?)そうです」
多くを語らなかった会見。本音がにじんだ場面も…。
「(Q.最初知った時どういう印象か?)ただただショックを受けた。残念でしょうがない。信じたくない」
2018年、メンバーの不祥事の際には。
国分太一氏(当時43) 「自分たちを信じ、一緒にここまで走ってきてくれたファンの皆様、悲しい思いをさせてしまい本当に申し訳ございませんでした。『もし、まだ自分の場所があるのであれば』というあの言葉、もはやもうどう聞いていいかも分からない状況です。ただ、自分の心の片隅に手を差し伸べてしまいそうになることもあります。それはいけないんだと分かっていますが、毎日こういった感情が交互にあらわれます」
自身の不祥事となった今回、少しずつ分かったこともあります。
問題を覚知したのは先月27日としています。第三者の弁護士による調査を行い、今月18日に降板を伝え、20日の臨時取締役会で承認を得たとしています
福田博之社長 「覚知した瞬間に降板は考えた。その後の丁寧な調査を実施し、結果の報告を受けて、決定・判断して取締役会にかけた」 「(Q.日本テレビの社員の処分はあるか?)日本テレビの社員の処分ですか…ございません」 「(Q.加害側に日本テレビの社員は関わっていない?)処分はございません」 「(Q.コンプラ違反を認めた?)降板は納得して頂いてますので、認めているということだと」 「(Q.刑事告訴等は考えているのか?何人かの被害者がいるのか?)複数と申し上げましたし、こちらも時期についてはプライバシーの保護の観点からここで申し上げることができません。刑事告訴等についてはそういう事案ではございませんので考えておりません」 「(Q.損害賠償を求める?)今現在、考えていない」 「(Q.賠償を求める内容ではない?)そうですね…と判断している」
■国分氏“無期限活動休止”
30年前に始まったザ鉄腕ダッシュ。番組でゆかりのあった福島県。復興にも力を注いでいました。
国分太一氏(当時36) 「何年も続けて東北を応援しなきゃいけないと考えている。ここにいる皆さんで東北に向かって元気を与えていきたい」
日本テレビは、番組自体は継続するとしています。
福島県民 「福島に貢献してくれたり、活動を知っていたのでびっくり」 「風評被害が非常に多いなかで、国分太一さんがCMなど全国に福島の農産物の安全性を発信してくれた。非常に残念」
ジャパネットたかたが出演するCMを差し止めるなど影響が広がります。
20日午後、所属する株式会社TOKIOが国分さんの無期限での活動休止を発表。国分さんがコメントを発表しました。
国分氏のコメント 「この度の件に関しまして関係各所の皆様、応援し続けてくれているファンの皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です。期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます」