アメリカによる核施設への攻撃を受けて、イランのアラグチ外相は「重大なレッドラインを越えた」と述べ、さらなる報復も辞さない考えを示しました。
アラグチ外相は22日、訪問先のトルコで会見に臨み「アメリカとイスラエルは私たちの核施設を攻撃することで重大なレッドラインを越えた」と訴えました。
そのうえで「今後、どのような交渉の余地が残っているのかは、分からない」としています。
さらに、正当な自衛権を行使して対応するとして、さらなる報復を示唆したほか、国際社会に迅速で断固とした対応を講じるよう呼び掛けました。
また、アラグチ外相はこのあとロシアを訪問し、23日にはプーチン大統領と会談することも明らかにしています。
一方、被害を受けた核施設への被害については「調査中」と述べるに留めました。