大阪・関西万博は中国のナショナルデーを迎えました。「デジタル中国の心臓部」として注目を集める杭州市では、富士登山にも使えるロボットの開発が進んでいました。
ロボCT 張継宇CEO(最高経営責任者) 「今年の8月か9月ごろ、富士山の登山シーズンが始まった時期に、富士山でも実際に体験していただけるようにする予定です」
「アリババ」やAI(人工知能)企業「DeepSeek」を生み、新しい「デジタル中国の心臓部」と期待される浙江省の杭州市では、各社がロボット開発でも激しく競争しています。
自立が難しい人向けの外骨格ロボットで中国大手の「RoboCT」は、中国ですでに導入されている登山用補助ロボットを日本でも展開する考えを表明しました。
不動産不況で消費が伸び悩む中国では政府がAIやロボット産業の育成に力を入れていて、米中対立のなかで日本市場に大きな期待を寄せています。