香川大学博物館(高松市幸町)は、7月17日から10月26日まで企画展「カタツムリの世界」を開催します。
東かがわ市在住で、世界的に著名なアマチュア研究家・多田昭さんが収集した膨大な標本資料を通して、カタツムリの面白さを紹介します。
カタツムリは移動距離が短いため、それぞれの生息地域でお互いに隔離されたまま世代を重ねるうちに、生殖隔離が確立することから、日本でも多くの種がみられます。
多田さんは岡山県南部と香川県の島しょ部に生息する固有種「アキラマイマイ」の存在を突き止めるなど多くの新種を発見しています。
会期中の8月30日には、多田さんの指導で小中学生がカタツムリを観察するフィールドワークも開催予定で、参加者を募集しています。