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相次ぐクマ出没 女子ゴルフ大会1日目が中止に クマがあさる「ごみ施設」対策は

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 列島で相次ぐクマ出没。女子ゴルフの競技が中止になるなど、影響はスポーツ界にも。各地で被害が相次いでいます。

■女子ゴルフ 大会1日目が中止に

日本女子プロゴルフ協会 公式X 「安全確保と今後の対応策を検討するため、中止を決定しました」

 クマによる影響が、こんなところにも…。

 中止が発表されたのは、宮城県内で行われる予定の日本女子プロゴルフツアー「明治安田レディスゴルフトーナメント」の大会1日目。会場内で、クマが目撃されたそうです。

 18日以降については協議中だといいますが…。

 各地に出没するクマ。北海道では。

近くに住む人 「(Q.クマは結構出る?)出ると思う」

 函館市で行方が分からなくなっているのは、シカ撃ちのために山に入ったとみられるハンターの男性。

 警察が捜索したところ、山中で男性の車が見つかり、その近くの斜面には男性の猟銃が落ちていました。滑落したような跡もあったそうです。

 現場付近で相次いでいるのは、クマの目撃情報。

近くに住む人 「ここに出た。ここから出てきたんだって」

 警察などは、男性がクマに襲われた可能性もあるとみて捜索を続けています。

■クマがあさる「ごみ施設」 対策は

 北海道福島町の住宅街では新聞配達員の男性がクマに襲われ、死亡しています。

 なぜ、クマは人里に引き寄せられたのでしょうか。周辺で狙われているのは…。

 ごみステーションのふたを開けて、中のごみを漁ったとみられます。ふたにはクマの爪の跡が生々しく残っています。

 人との接触や被害を防ぐために大切なのは、ごみの味をクマに覚えさせないことだといいます。

 北海道では、クマが荒らすことができないごみステーションが開発されていました。

クマの生態に詳しい知床財団・金川晃大さん 「ヒグマは非常に鼻のいい動物。居住地からごみの臭いが漏れたり、ごみが見つかってしまうとその後も頻繁に(ごみの場所に)出没を繰り返すのがヒグマの習性」

 そこで開発されたのが、クマの爪が引っかからないように設計された扉。押されても、倒れたり破壊されることのないごみステーション、その名も「とれんベア」です。

「とれんベア」を開発 シティ環境 澤口和人常務取締役 「鉄板の厚さが通常よりも厚いものを使っていて、ごみステーションとして使う部分が約250キロ。その下にコンクリートの平板を設置していてそれが約900キロ」

 価格は1台55万円で、北海道斜里町内12カ所に設置したところ、これまで被害は出ていないといいます。

澤口常務取締役 「ごみステーションに『とれんベア』を導入するのも一つの対策だと思うし、私たちごみを出す側の人間のルールの徹底も一つの方法」

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