司法に関わる仕事を目指す人が減少するなか、若い世代に関心を持ってもらうため、中高生が架空の殺人未遂事件についての模擬裁判を体験するイベントが開かれました。
検察官役の生徒 「被告人は、あなたに対して強い殺意のようなものを持ってナイフを刺したのか、たまたま刺さってしまったのか、どちらでしょうか」
都内の大学で6日に行われた模擬裁判には中高生25人が参加し、裁判官役、検察官役、弁護士役の3つのグループに分かれました。
公園で40代の会社員の男が会社の後輩を果物ナイフで刺したとする架空の殺人未遂事件を題材に、証人尋問や被告人質問など実際の刑事裁判で行われる審理を体験しました。
主催した団体の代表の熊田彰英弁護士は「各世代に、このような場を継続的に提供すれば、司法の道を志す人は間違いなく多くなる」としています。