路面をたたき付ける激しい雨。北陸地方では線状降水帯が発生し、災害の危険度が高まる恐れも。
根元から横倒しになりそうなほどの激しい雨風。ヒマワリも大きく揺れています。
6日は北陸などで災害級の雨が降りました。
ほとんどの車がヘッドライトをつけていますが、時刻はまだ、午前8時前です。
朝から分厚い雨雲に覆われた新潟市街地。新潟県では今年一番の雨を観測。24時間では100ミリ以上が降っていて、これは平年の8月の半月分を超える雨量です。
こちらも大雨となった新潟県佐渡市。用水路から水があふれ、道が川のようになっています。
地元の観光案内所 「佐渡も観光シーズンなので、本来なら夏休みでお客様が来る時期。きょうは雨の影響もあって(観光客は)ちらほらしか見えない」
雨は関東でも…。
午後から関東でも大気の状態が不安定となり、激しい雷雨となっているところがあります。
各地で天気が急変する日本列島。そんななか、朝から大雨に見舞われたのは北陸地方です。
石川県輪島市と珠洲市の一部、合わせて1万5000人以上に避難指示も出ています。
新潟県佐渡市羽茂では8月史上、最大の雨を観測し、市内には土砂災害警戒情報が出されました。
地盤が緩むなど、すでに危険度が高まっているなか、気象庁から発表されたのは「線状降水帯の予測情報」です。
気象庁によりますと、新潟県、富山県、石川県で線状降水帯が発生する恐れがあるということです。
警戒時間帯は夜遅くから7日朝にかけて。通常であれば、住民らが寝静まっている時間帯です。
地元の観光案内所 「土砂崩れが起きやすいところが多いので、そういったところはなんともなければいい。夜、強くなってくると、高齢者も多いので、なかなか避難等が難しくなってくるので」