サッカーの元パレスチナ代表で、「パレスチナのペレ」として親しまれた男性が、ガザ地区でイスラエル軍の銃撃を受け死亡したことが分かりました。
パレスチナのサッカー協会は、スレイマン・アル・オベイドさん(41)が、6日にガザ地区南部で銃撃を受け死亡したと明らかにしました。
イスラエル軍が支援物資を待つ人々を標的にした際に犠牲になったとしています。
アル・オベイドさんは、パレスチナ代表として、24試合に出場した経歴を持ちます。
協会は「長いキャリアの中で100ゴール以上を記録し、パレスチナのサッカー界で最も輝かしいスターのひとり」とコメントしました。
その才能から、ブラジルの伝説的な選手になぞらえて、「パレスチナのペレ」として親しまれていました。
一連の戦闘が始まった2023年10月以降、ガザ地区ではスポーツ活動に関係した662人が死亡しているということです。