お盆休みを控え、早めの判断となりました。旭川水系のダムの貯水率が低下していることを受けて、12日から第1次取水制限をすることが決まりました。
国土交通省岡山河川事務所や関連自治体、企業などがつくる旭川水系水利用協議会が8日、開かれました。
岡山河川事務所によりますと、旭川水系の主な2つのダムを合わせた貯水率は8日午前9時の時点で51.9%です。このまままとまった雨が降らない場合、9月にはゼロになるおそれがあるとしています。
そして8月12日午前9時から川からの取水量を水道水と工業用水で10%、農業用水で30%カットすることを決めました。
対応ついては疑問の声も上がりました。
(企業の担当者)
「週末の雨で(貯水率が)回復する可能性もある。ちょっと早いんじゃないか」
協議会のタイムラインでは、貯水率43%ほどを第1次取水制限の目安としていますが、今後の雨の量が予測しにくいことやお盆休みに対応が取りづらいことなどからこのタイミングで取水制限を決めました。
(旭川水系水利用協議会/小平剛弘 会長)
「ダイレクトに大きな影響はまだ及ばない。日頃の生活の中で節水にご協力いただければ」