難航するガザ地区の停戦交渉を巡り、カタールとエジプトがイスラム組織「ハマス」に対し新たな案を示しました。
AFP通信によりますと、仲介国のカタールとエジプトはカイロで18日、ハマスに対し、イスラエルとの交渉再開に向けた新たな案を示したということです。
以前、合意に達しなかったアメリカの案を修正したもので、60日間の停戦を実施し、2回に分けて人質を解放することなどが含まれているということです。
両国はハマスに対し、18日中の回答を求めていて、カタールの首相も近く、ハマスと協議するためエジプトを訪問する計画だと伝えています。
イスラエルが北部ガザ市への軍事作戦拡大を決めるなか、仲介国として、作戦開始前に合意にこぎつけたい考えとみられます。
一方、ハマスはガザ市に人質を移動させることを検討していて、イスラエルに対し、圧力をかける狙いがあると中東メディアは伝えています。