神戸市のマンションで女性を殺害したとして35歳の男が逮捕された事件で、女性が、帰宅前の10分間以上、男によく似た人物に後をつけられていたことが分かりました。
東京・新宿区の会社員・谷本将志容疑者は20日午後7時20分ごろ、神戸市内のマンションに住む会社員の片山恵さん(24)が帰宅した際、エレベーター内で胸などを刺して殺害した疑いが持たれています。
その後の捜査関係者への取材で、片山さんが帰宅する直前、10分間以上にわたって片山さんの後をつける男の姿が複数の防犯カメラに映っていたことが分かりました。
警察は、谷本容疑者に土地勘があり、片山さんの帰宅途中から尾行を始めたとみて捜査しています。
警察によりますと、谷本容疑者は「殺意を持っていたかは分からない」と供述しているということです。