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新型コロナ「ニンバス」猛威 感染者9週連続増 「痛み止めも一気に飲めない」激痛

社会

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 新型コロナウイルスの変異株「ニンバス」が猛威を振るい、全国の感染者数が9週連続で増加しています。カミソリを飲んだようなのどの痛みとはどういったものか、患者に聞きました。

■新型コロナ「ニンバス」感染拡大

20代 「のどの痛み、関節の痛みが強くなってきている」 「(Q.のどの痛みを表現するとどんな痛みですか?)のどが焼けるような感覚」

 お盆休みが過ぎ、夏休みも終わりが見えてきた今、新型コロナウイルスの感染が再び広がっています。今回の特徴は、強烈なのどの痛み。8月初旬にコロナと診断された人も…。

今月初旬にコロナに感染した人 「水とか空気を飲み込む時に、鋭利なものでのどをザクザク引っかかれるような痛みがすごく続きました」

 その痛みは「カミソリを飲み込んだような痛み」と言われるほどです。

今月初旬にコロナに感染した人 「痛み止めが朝切れている状態になる。錠剤を飲んでいたが、一気に飲み込めないので、一個ずつ気合を入れて飲むという状況。カッターナイフで指先を深く切った時の、切り傷特有のツンとする痛みがのどにたくさん張り付いているような痛み」

 感染拡大しているのはオミクロン株から変異した「ニンバス」と呼ばれるウイルスです。

 22日、厚生労働省は新型コロナウイルスの新規感染者数を発表。1医療機関あたり「6.3人」となり、9週連続で増加しています。

 医師も、新規患者のコロナ陽性率増加をひしひしと感じています。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長 「倦怠(けんたい)感、咽頭(いんとう)痛、頭痛、発熱、コロナやインフルエンザを疑うような患者の5割強がコロナの患者で、直近だと6割のコロナの陽性率だった。コロナの検査の陽性率も上がっていると感じる」

 現在多いのは高齢者の感染です。医師は、次第に減少していくとみていますが、心配なのは夏休み明け、学校の再開だといいます。

伊藤院長 「この今の流行のピークが子どもたちの世代に広がって、学校が再開して、学校の中、それから学校を超えての感染でクラスターなどが発生すると、数がいったんピークアウトしても、また増える可能性はあるので。世代が移ってもう一つのピークをつくる可能性がある」

(「グッド!モーニング」2025年8月23日放送分より)

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