福島県に大学受験のため大阪から来ていた女性が飲酒運転の車にはねられて死亡した事故の裁判員裁判で、検察は被告の男に懲役16年を求刑しました。
池田怜平被告(35)は今年1月、酒を飲んで車を運転し、郡山駅前の交差点で赤信号を殊更に無視して進入し、受験生の女性をはねて死亡させたなどとして危険運転致死傷などの罪に問われています。
裁判で検察は「信号に従うことができたにも関わらず従うつもりがなかった」と指摘し、池田被告に懲役16年を求刑しました。
一方、弁護側は「殊更に赤信号を無視していたわけではない」などととして危険運転致死傷罪は成立しないと主張しました。
判決は17日に言い渡されます。