気象庁の野村長官は、最高気温が40℃以上の日に新たな名称を付ける方向で検討を始めたと明らかにしました。「酷暑日」などが候補に挙がっているということです。
気象庁は暑さを表す用語として、最高気温がそれぞれ25℃以上の日は「夏日」、30℃以上の日は「真夏日」、35℃以上の日は「猛暑日」と定義しています。
気象庁の野村竜一長官は17日の会見で、最高気温が40℃以上になった日に新たな名称を付ける方向で担当部署が検討を始めたと明らかにしました。
その理由として、今年の夏は群馬県伊勢崎市で8月5日に国内で観測史上最高となる41.8℃を観測したほか、40℃以上になったのが延べ30地点に及んだことなどを挙げています。
気象庁の担当者によりますと、新たな名称の候補として「酷暑日」など複数が挙がっているということですが、いつ運用を開始するかといった具体的なスケジュールは現時点では決まっていないとしています。