富山県の自宅で当時16歳の実の娘に性的暴行を加えた罪に問われている男に検察側の求刑通りの懲役8年の判決が言い渡されました。
大門広治被告は2016年、当時16歳の実の娘の福山里帆さんに性的暴行を加えた準強姦の罪に問われています。
富山地裁は今月21日の判決で、大門被告に対して懲役8年の判決を言い渡しました。
これまでの裁判で大門被告は「性行為をしたことは間違いないが、しつけの範囲を超えた叱責(しっせき)はしていない逆らえない状態ではなかった」と無罪を主張していました。
8月の論告弁論で弁護側は「被害者は拒否することができた」と無罪を主張し、検察側は「福山さんを抗拒不能に陥れ、4年間にわたり複数回、性的暴行を加えたことは極めて卑劣」などと指摘し、懲役8年を求刑していました。
この事件は娘の福山里帆さんが実名で会見を開き、被害を訴えていました。