インフルエンザの感染が全国で広がるなか、東京都は「流行警報」を発表しました。11月中に警報が発表されるのは16年ぶりです。
都によりますと、9日までの1週間に医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり29.03人で、前の週と比べて約1.2倍となっています。
都は13日、定めている警報基準を超えたとして「流行警報」を発表しました。
都の警報基準は患者数が30人を超えた保健所のある地域の住民の合計が都の人口の3割を超えた場合などとしています。
流行警報が11月中に発表されるのは16年ぶりです。
保育所や幼稚園、学校での学級閉鎖などは1125件に上っていて、去年の同じ時期に比べて10倍以上となっています。
都は、こまめな手洗いや消毒などの感染対策を呼び掛けています。