定数削減法案と副首都関連法案を「会期の延長も含めて今の国会で成立させる」とする与党幹部間で調整された「覚書」が波紋を広げています。
日本維新の会 吉村代表 「この国会において皇室典範の改正と副首都、定数削減、これは当然、やり切るべきだと思います。有権者と約束したことでもあるし、自民党にとっても公約でしょ。やらないのなんて、ありえないですけどね。今国会で閉じずにやり切る。そこにつきます」
自民と維新両党の関係者によりますと、覚書では皇室典範改正案を最優先で審議するとしたうえで、衆議院の定数削減法案と副首都関連法案については「2回の延長も含めて今の国会で成立させる」としています。
開会中の特別国会では延長は2回行うことができます。
維新としては1日、定数削減法案と副首都関連法案を野党が欠席のままでも委員会で採決に踏み切りたい考えでしたが、森衆議院議長の要請を受けて与党として審議を中断する方針を決めました。
ただ、高市総理大臣は維新との連立合意の実現を重視していて、森議長の動きについても総理側近は「寝耳に水だった」と述べ、不快感を示しています。
自民党 小林政調会長 「日本維新の会の皆さんとの間に覚書なるものがあるという一部報道については承知をしております。しかし、そうした覚書というものが存在するとは認識しておりません」
自民党関係者によりますと、皇室典範の改正を優先することで、2つの法案が後回しとなることから維新が成立に向けた担保を求め、両党幹部による覚書を内々に作成したということです。
ただ、野党側はこうした与党の方針に反発を強めていて、2つの法案については「審議の中断ではなく、成立を断念すべきだ」と迫っています。