岡山県倉敷市の倉敷美観地区の大原美術館で、工芸・東洋館入口横にある池のスイレンが鮮やかに咲いています。写真は6月28日に撮影したものです。
スイレンは、美術館が開館70周年を迎えた2000年、ジベルニーのモネの庭園から株分けされたものです。つまり、これらのスイレンは、モネの連作「睡蓮」で描かれたスイレンの“子孫”といえます。
光を受け繊細に輝く花を眺めていると、モネが愛した風薫る庭やその香りに思いを馳せずにはいられません。
ところで、実は、モネと大原美術館の「つなぎり」は、今から100年以上前にさかのぼります。1920年秋、大原美術館のコレクションの礎を築いた洋画家・児島虎次郎(1881-1929)は、フランス・ノルマンディー地方のジベルニーにある印象派の巨匠・クロード・モネ(1840-1926)のアトリエを訪れ、モネ本人から絵画「睡蓮」を直接購入しました。「睡蓮」は大原美術館を代表するコレクションの一つとして、訪れた人を楽しませています。
モネが生きた時代、フランスでジャポニズムが大流行しました。日本を愛したモネは熱心に浮世絵を収集し、作品にも大きな影響を受けたとされています。
大原美術館によりますと、スイレンは5月中旬に咲き始め、美しい盛りだということです。例年10月上旬ごろまで咲いているということです。