いまだ猛威をふるっています。今年のインフルエンザの流行は、例年よりも長引き、さらにA型とB型に「同時」にかかる人もいるんです。
(記者リポート) 「例年、この時期インフルエンザの疑いがある患者さんは少なくなるようなんですが、19日のきょうも多くの方が来院しています」
(検査をした人はー) 「陰性でした」 「まだ(流行が)続いていますので、気にしていかないといけないと思います」
定点医療機関で報告された患者数。これをみますと、例年、昨シーズンのように12月中旬から患者が増え、1月中旬にはピークとなって減少を始めますが、今シーズンは12月上旬から増えた上、1月上旬で迎えたピークから2月まで横ばいで推移しています。 また、香川県でも昨シーズンより多い数字で推移し、1月以降減少しているものの昨シーズンより多い状況です。 なぜ今年はこんなに患者が多く、そして長引くのでしょうか?
(さとうファミリークリニック/佐藤佳弘 院長) 「複数のタイプのウイルスの同時流行が今年の特徴かなと思われます」
B型は例年、A型の流行が落ちつく1月頃から流行し始めるため、昨シーズンは12月には検出されていませんでしたが、今シーズンは12月に出始め、1月には全体の4割に上り、A型とB型が同時に流行している状況です。それにより、A型とB型と両方一度にかかってしまうことも多いようです。
(さとうファミリークリニック/佐藤佳弘 院長) 「今まで経験したことがなかったんですけども、学校でもA・B半々ぐらい休んでいるということでしたので同時にもらっているのかなと」
同時流行の理由は不明ですが、気候が影響していると考えられます。
(さとうファミリークリニック/佐藤佳弘 院長) 「10度を下回ると(ウイルスが)活性化してくるといわれていますので、厳しい寒さが今年続いてますからそこも要因の一つになっている。手洗いうがいそれから、タオルを他人と共用しないというような予防対策が必要だと思います」