インフルエンザの患者が急増しています。香川県では10月27日に過去最速でインフルエンザ注意報が発令されました。医師によると今シーズン2回感染するケースも考えられるということです。
高松市のへいわこどもクリニックには発熱などの症状で受診し、検査の結果、インフルエンザと診断される子どもが急増しています。
こちらの子どももインフルエンザ陽性と診断されました。
(保護者は―)
「保育園でも多いです流行ってます。私もかかりました。高熱とせき。めちゃくちゃしんどかったです」
香川県では11月1日現在、13校の小中学校で学級閉鎖が発表されています。
(へいわこどもクリニック/島田 栞 医師)
「1日10人から20人ぐらい。コロナの患者さんは少なくなってるんですけど、それと変わってインフルエンザがすごく増えているなという印象を受けます」
香川県の1医療機関当たりの患者数の推移では、コロナとインフルエンザの患者数を比べてみると、インフルエンザは直近の1週間で11.6でしたが、コロナは3.9で、インフルエンザが急増しています。
一方で、新型インフルエンザが流行した2009年は11月から流行のピークとなりました。2023年の患者数と比べてみると2009年と同じように増えているのが分かります。2023年は患者数が直近の1週間で「10」を超え、10月27日に注意報が発令されました。
県によると2009年より1週間早く、過去「最速」の発令となりました。こうした中、注意したいことがあります。
(松木梨菜リポート)
「今シーズンは流行が早いため、2回感染することがあるということなんです」
(へいわこどもクリニック/島田 栞 医師)
「今インフルエンザのA型が流行っているんですけれども、B型もありますので、もしかしたらB型と2つかかる可能性は十分にあると思います」
島田医師は対策として手洗いとうがい、ワクチン接種を呼び掛けますが、すでに感染した場合の接種はどうしたら良いのでしょうか。
(へいわこどもクリニック/島田 栞 医師)
「インフルエンザになった後は、2、3週間空けていただければワクチンは打ってもらってもいいかなと思います。B型の可能性も残ってるので、2回かかる恐れはありますからワクチンは打っておいてもいいかなと思います」