1月、香川県さぬき市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザは、渡り鳥を介したネズミによりウイルスが運ばれた可能性があることが分かりました。
高病原性鳥インフルエンザの感染ルートを探るため、農林水産省で14日、疫学チームの検討会が開かれました。獣医学や疫学の専門家に加えて香川県の担当者も出席しました。
1月、さぬき市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、香川県が約9万2000羽のニワトリを殺処分しました。その後の検査の結果、新たな感染はなく、香川県は2月5日に終息宣言を出しました。
関係者によりますと、渡り鳥を介してユーラシア大陸から2種類のウイルスがシベリアに運ばれて混ざり、日本に運ばれた可能性があるということです。
鳥インフルエンザが発生したさぬき市の養鶏場の近くに池があり、池に飛来した渡り鳥が持ち込んだウイルスにネズミが感染。そのネズミが鶏舎に入ってニワトリに感染した可能性があるとみられています。