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「視覚障害が理由の授業外しは不当」岡山短大の准教授 控訴審も勝訴

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 倉敷市の短期大学の准教授が視覚障害を理由に授業や卒業研究の担当から外されたのは不当だとして、短大側に撤回を求めていた裁判で、広島高裁岡山支部は短大側の控訴を棄却しました。

 視覚障害を持つ山口雪子准教授は、2016年、勤務する岡山短期大学から授業の担当から外され、事務職への転換命令を受けました。  山口准教授はこれを視覚障害者への差別だとして、去年、命令撤回などを求め岡山地裁に訴えを起こしました。一審の岡山地裁は山口准教授の訴えを全面的に認めましたが、短大側が「転換命令の理由は視覚障害ではなく、授業の能力だ」として控訴していました。

 29日の控訴審判決で、広島高裁岡山支部の松本清隆裁判長は学生のアンケート結果をもとに「他の教員と比べて山口准教授の授業が劣っていたとはいえない」として控訴を棄却しました。

(山口 雪子 准教授) 「(判決を受けて)ほっとしているという気持ちが一番。皆さんに良い報告ができたことが一番うれしいです」

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