視覚障害を理由に授業から外されたのは無効とする判決が出たものの、新年度も担当授業がない短期大学の准教授が岡山労働局に調停を申請しました。
調停の申請をしたのは視覚障害を持つ山口雪子准教授です。
山口准教授は2016年に勤務する岡山短期大学から「授業中に飲食していた学生を注意できなかったこと」などを理由に、事務職への転換命令を受けました。
これが「視覚障害者への不当な差別」だとして命令撤回などを求める訴えを起こし、去年11月に最高裁で命令無効が確定していました。
その後、授業担当への復帰を短大側に求めましたが1月21日、「新年度の担当授業はない」と回答がありました。
(岡山短期大学/山口雪子 准教授) 「(調停申請が)受理された後にはぜひ調停のテーブルについていただきたい。問題から逃げずに向き合っていただきたい。それが教育現場として学生たちに見せるあるべき姿だと気づいていただきたいと願っています」