新たな産廃の発見や太陽光発電所の建設計画など、香川県の豊島は再生に向けて様々な課題を抱えています。こうした中、住民が参加して「シバザクラを見る会」が開かれました。
豊島の家浦にある社会福祉施設「みくに園」の敷地がきれいなピンク色に染まっています。おととし植えたものが今年、花を咲かせました。 この日は、豊島の住民、約100人が参加して花見をしながらお弁当を食べました。
(島の人はー) 「きれいですね。ここまでしてくれるのに苦労してありがたい」 「りっぱなもんです。きれい」
豊島では去年3月撤去を終えたはずの産廃が今年に入って相次いで見つかっています。また、太陽光発電所の建設問題など課題が多い中、こうした催しは豊かな島を取り戻すための小さな一歩かもしれません。
(香川・土庄町/三枝邦彦 町長) 「太陽光についてもやはり景観ですから、豊島の自然、里山、里海をどう残して行くか、ああいう近代的なものがあるよりは、なしで逆に、まさに公園花いっぱい運動みたいなこういった方に取り組むべきかな」
シバザクラを見る会は来年も行われます。