小豆島バスによる補助金の不正受給の裁判です。高松地方裁判所は、元役員2人に対して約7300万円を国に返還するよう命じる判決を言い渡しました。
訴えによりますと、小豆島バスの元社長ら3人は、2006年度から2010年度にかけて国と香川県から補助金を約8400万円ずつ不正に受け取りました。
香川県とは去年4月、約3500万円を支払うことで和解が成立しました。 一方、国は全額の返還が見込めないとして去年12月、3人に対して約7300万円の返還を求める訴えを起こしていました。
8日の判決で、高松地裁の森實将人裁判長は、争う姿勢を見せなかった元役員2人に対して、国の請求通り約7300万円の返還を命じました。
一方、請求の棄却を求めていた元社長については審理が続いています。