西日本豪雨から13日で1週間です。13日は多くの地点で今年一番の暑さとなり、被災した人たちに追い打ちをかけています。
(記者) 「きょうは朝から非常に暑さが厳しいです。作業される方の体調が懸念されます」
(記者) 「手元の温度計では36度を超えています。立っているだけでも汗が吹き出てきます」
過酷な暑さ、立ち込める砂煙、そして、ごみの異臭。被災地の環境はますます厳しくなっています。
(片付けしている人はー) 「30分ぐらいが限界ですね。風が吹いたりすると、ほどよく気持ちいんですけど、臭いが一緒に来るので、気分が悪くなったり、それの繰り返しですね」 「この状態でさらに人が倒れたりされたら病院行くのも大変なので、首に熱さましのシート貼ったり」 「これ(服装)全部ボランティアよ。全部。ありがたい、本当にありがたいと思っている」
(記者) 「避難所の二万小学校では、きょうから、り災証明書の発行を行っています」
支援金を受け取るために必要な「り災証明書」。真備町に住む人の場合、被災した写真があれば、即日発行されます。それ以外の人でも、手続きを簡略化して対応しています。
(手続きに来た外国人はー) 「(Q.難しかったですか?)ちょっと」
(手続きに来た人はー) 「今、片づけをするのに一生懸命でそちら(市役所)まで行く足というのか、そういう暇がないんですよ」 「(Q.市役所とか支所とかに行くのは難しい?)車があればいいけど、車も沈没して」
(記者) 「店内は一時天井近くまで水が達しましたが、新しい棚などが置かれています、床も綺麗に磨かれています」
スーパー「ディオ総社店」は、浸水被害を受け、片付けに追われていましたが、14日から一部、営業を再開します。
(大黒天物産/大賀昌彦 常務) 「どれだけ早く再開できるかというところにポイントを置いて、復旧作業を進めていました」
一方、真備町では今も断水が続いている地域があります。
(記者) 「決壊した末政川です。近くではまだ流れてくる水で物を洗っている方がいらっしゃいます。お話をお伺いますと、水に苦しめられ、水に助けられていると語ってくれました」
衛生面を心配しつつも、泥がついたままの家財を見ていられないとも話してくれました。一刻も早い水道の復旧が待たれます。
(被災した人はー) 「水で災難に遭ったわけでしょう、だけど、それが終わったら今度は水が出ないから」 「泥まみれになったものをとりあえず泥を落とす作業です。水のありがたさをしみじみ感じます本当に」
全てを奪った「水」が今、被災者たちの生活を支えています。