西日本豪雨から20日で2週間です。被災地では多くの人が今も避難生活を余儀なくされ、厳しい暑さで片付け作業もはかどっていません。
20日の倉敷市は、午後5時現在で最高気温が34度を記録しました。
(ボランティアはー) 「(岡山県)北部のほうから来とるんですけど、ちょっと暑さの違いでみんな疲れてきてますかね。冷やすスプレーとかを用意してみんなに使ってもらったりはしてます」
連日の厳しい暑さで、ボランティアも終日活動することができず、片付け作業は人手不足が続いています。
(片付けにあたる住民はー) 「重機が、やっと入ってきてはくれたんですけど、やっとですね。ここほんとに3日くらい」
(記者) 「本来ならば、災害時の本部機能を果たすはずだった真備支所。しかし2週間経った今も、ほぼ手がつけられていません」
こうした片付けすら、進んでいない場所もまだ数多く残っています。
(記者) 「こちらの避難所では、防犯対策の一環で皆さん名札を着用するようになったんです」
服が盗まれるなどの被害があったため18日から、避難者であることを示す名札が配られています。
(避難者はー) 「ネームをつけてくれたりしたから、部外者も少なくなった。現金はここへ持ってるわけ。枕元へ持ってるわけね。離したらいけない身から」
岡山県では、67カ所の避難所に、いまだ2700人以上が避難しています。
(避難者はー) 「日も分からないし、曜日も分からない。そういう状態です。ゆうべなんかは、一睡もしてないです」 「東北とか阪神とか、他人事のように大変ね大変ねって。新聞見てテレビ見てようたらよかったけど、自分がなったら一緒よね」
避難所には、間仕切りが設けられたり、エアコンが設置されたりと、発災当初よりは過ごしやすくなったものの、決して快適とはいえず、被災者の精神的な負担は絶えず続いています。