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「サムライアーティスト」世界的彫刻家 流政之さん(95)死去

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 「サムライアーティスト」の異名を持ち、国際的に活躍した彫刻家、流政之さんが亡くなっていたことが分かりました。95歳でした。

 流財団によりますと、流政之さんは7月7日午前、老衰のために亡くなりました。

 流さんは、長崎県出身で零戦のパイロットとして終戦を迎えた後、刀鍛冶を経て、彫刻家の道を歩みました。1964年、ニューヨーク世界博覧会で制作した巨大壁画「ストーンクレージー」で脚光を浴び、アメリカで「サムライアーティスト」として人気を博しました。

 帰国後は、高松市庵治町のナガレスタジオを拠点に制作活動を続けました。JR高松駅の「DAITEMMAI(だいてんまい)」やサンポート高松の「MATAKITENO(またきての)」をはじめとして、国内外に作品が設置されています。

 去年、菊池寛生誕の家の跡に設置した石碑が、パブリックな作品としては遺作となりました。

 長女の流麻二果さんは「世界に、日本の各地に存在する作品を愛でてくださることが父の遺した願いです」とコメントしています。

 財団によりますと近親者で見送りを終え、お別れの会などを開くかどうかは未定だということです。

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