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「地域住民のために」豪雨で店舗全壊も営業を続ける街の電器屋さん 倉敷・真備町

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 西日本豪雨で大規模な浸水被害を受けた倉敷市真備町に、店舗が全壊しながらも地域住民のために営業を続ける街の電器屋さんがあります。その奮闘ぶりを取材しました。

(記者) 「決壊した末政川から約100メートル、浸水被害を受けたものの、頑張って営業している家電量販店があります」

 末政川から濁流が流れ込み、店舗は全壊しました。  店長の白石和人さんは倉敷市酒津在住のため、被害からは免れました。被災したお得意さんからエアコンや冷蔵庫を設置したいという電話が絶えず、白石さんは、浸水被害の2日後から営業を始めます。

 はじめは、1階部分が浸水した家の2階に設置することが多かったのですが、現在はみなし仮設住宅に家電を一式搬入する注文が増えているそうです。

 被災者に寄り添い、作業を続ける街の電器屋さんが頼りにされています。

(長山桂子 さん) 「真備で長年の“おの”さんと言えば、すぐ来てくれるのでそこが1番ありがたいですね」 

(おの夢工房/白石和人 店長) 「お客さんとしてじゃなく、仲良くさせていただいているお客様が多いので、その方に一日でも早く復興していただきたいというのが本当の切なる思いです」

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