73年前の8月6日、広島に原爆が投下されました。この悲劇を子どもたちに伝えていこうと、高松市で被爆者の体験記を読む「朗読会」が開かれました。
(蓮井美加さん) 「先頭のB29から、真っ黒なドラム缶のようなものが落ちて、ほかの飛行機から、パラシュートがついたものが3つ落ちてきました」
原爆の悲惨さを伝えるために、被爆者の体験記を朗読している会が毎年行っているものです。子どもなど約100人が参加しました。
6日は、高松市出身の舞台俳優、蓮井美加さん(45)と高松市の劇団員、広瀬多加代さんが、当時の小学生が書いた被爆体験の詩などを朗読しました。
(広瀬多加代さん) 「戦争は怖いもの。惨めなもの。世界の人々と仲良くし、いつまでも平和であるようにとつくづく思っている」
2度と戦争を起こしてはいけないという思いは、子どもたちにもしっかり伝わったようです。
(参加者はー) 「核兵器を作ったりしてはいけないと思いました」 「何気ない気持ちで聞いてたんですけど、最後のほうになると、戦争はやっぱりなくしてたほう がいいなと思いました」