就職活動について考えます。9月3日、経団連の中西会長が「就職活動のルールを廃止すべきだ」という意向を表明しました。賛否両論ある中、当事者である学生はどう受け止めたのか。KSBでインターン中の大学生が取材しました。
現行のルールでは学業への影響を考慮して、原則として大学3年生の3月1日以降に企業説明会、6月1日以降に面接が 解禁となっています。
そうした中、9月3日経団連の中西宏明会長が「2021年春入社の学生からこのルールを廃止すべきだ」と発言し波紋を呼んでいます。
(大学1年生ー) 「早いうちからしといたほうがいいと思います。2年生とか」 (大学3年生ー) 「どの時期にはじめるかを決めることによって、企業が求めたいという人材というのを企業側が求めやすくはなると思う」
ほかにも、「時間をかけて就職先の選択肢を増やせる」など、学生からは就活ルール撤廃に前向きな意見が多く聞かれました。
一方で社会人はー
(社会人はー) 「短いほうがいいでしょ。学生さんそればっかりするわけにいかんでしょ」 「学生にとっては良い人はいいですけど、反対にチャンスが少なくなるのもあるのかなとは思います」 「やっぱり学業に専念して欲しい」
社会人は今回の取材ではどちらかというとルール廃止に否定的で、就職活動の期間を定めて学業をがんばってほしいという意見が目立ちました。
(KSBでインターン/黒沢悠太さん) 「大学生から大人までインタビューして、当たり前ですけど立場によって考えは違い、多様な意見があるんだと思いました」
(KSBでインターン/福岡真悠さん) 「大学1年生2年生に聞いて、早くから就活を意識していることがわかって、準備はやっぱり早目が大事だと実感しました」
(KSBでインターン/檜尾祐輔さん) 「学生が自分は、いつから就職活動をするか自分で決めて主体的に動けるというのは、この制度が廃止になるかもしてないという上でメリットになるのでは」