就活ルールが今後どうなるのか注目を集めていますが、香川県内外の大学と香川県の企業の担当者が就職情報を交換する会が高松市で開かれました。
(記者) 「以前は、企業側がブースを出して大学側が訪問するスタイルでした。しかし、売り手市場を反映してか、今ではその逆、大学側のブースを企業の担当者が訪問するスタイルとなっています」
香川県就職・移住支援センターが開いた情報交換会です。 大阪や神戸などから33大学のキャリアセンターの担当者、96社の人事担当者が参加しました。
人材情報サービス会社、マイナビが来年春に卒業予定の大学生を対象に調査したところ、Uターン就職希望率の全国平均は過去最低の33.8%でした。
「売り手市場」で人材確保に苦戦している企業側は大学の担当者に、必死にアピールしていました。
(コヤマ・システムの担当者) 「営業よりは技術の方がうちとしては欲しいので、いい学生さんとの出会いがあったらいいと思って」
10月9日、経団連が2021年春に入社する学生から「大学3年生の3月に会社説明会、大学4年生の6月に採用選考を解禁する」とした就活ルールを廃止すると発表しました。
その後は政府主導で、現行の就活ルールを維持する見通しですが、企業側、大学側とも困惑しているようです。
(神戸学院大学の担当者) 「何らかのルールがないと、(就活を)いつまでいつからやったらいいのかわからないので学生自身が不安になる」
(勇心酒造の担当者) 「企業側も学生の方も混乱すると思う。2021年度までは今のままでやる。何らかの形で(就活ルールの)基本は決めてほしい」