ハンセン病患者のための普通科高校を舞台にした映画の制作発表会が、長島愛生園で開かれました。
(製作実行委員会/能登原昭夫 委員長) 「映画化するということは多くの人々に見てもらい、共通観念を得るものと信じております」
岡山県瀬戸内市の邑久高校新良田教室を舞台にした映画「新良田レクイエム」です。
邑久高校新良田教室は、ハンセン病患者のための普通科高校で1987年に閉校しました。 心無い隔離ルールの中で、それでも夢をもって努力する若者の姿を、この高校に1970年から5年間勤務した、山下順三さんの回想録をもとに映画にします。
「新良田レクイエム」は12月9日にオーディションがあり、来年1月に長島を中心に撮影が始まります。撮影には、新良田教室の卒業生や邑久高校の生徒が協力して、約1年かけて行なわれる予定です。