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豪雨で被災した家屋の公費解体始まる 倉敷市が代わりに解体・撤去

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 西日本豪雨で被災した家屋を、倉敷市が代わりに解体・撤去工事をする公費解体が始まりました。

 倉敷市の職員や解体業者が訪れたのは、倉敷市真備町辻田の尾越秀男さん(67)の住宅です。  この家は西日本豪雨で天井近くまで浸水しました。尾越さんは、総社市のみなし仮設住宅から毎日、片付けに通っています。

(記者リポート) 「現地立ち合いでは家の大きさのほか、何が解体の対象になるかも調べます」

 尾越さんの家の場合、市の制度ではブロック塀や木は解体の対象外です。しかし、解体する上でブロック塀が倒れる危険があるという指摘があり、判断が先延ばしになりました。

 尾越さんは解体してから新しく家を建てるそうです。

(尾越秀男さん) 「生まれ育ってからいうたらこっち(真備)のほうが長くなるし、近隣の方にもそういう付き合いさせてもらってるし…かわいがっていただいとるのもあるし」

 倉敷市では、12日の時点で公費解体の申請が887件ありました。  実際に解体の工事が始まるのは19日からを予定していて、来年9月までにはすべて解体を終える予定です。

(倉敷市環境リサイクル局/原田隆行 係長) 「ひとつの基準というのはあるんですけど、みなさんのお話を丁寧にうかがいながら、できるところはお応えをしていく」

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