高校生活最後の絶対に負けられない戦いです。香川県の高校で剣道部となぎなた部による伝統の一戦「異種武道大会」が開かれ、今年も白熱した戦いが繰り広げられました。
今年で11回目となる「異種武道大会」です。どちらも全国大会に出場する実力を持つ琴平高校の男子剣道部と女子なぎなた部が男女・種目の壁を越えて戦います。
(琴平高校剣道部/福原慎吾 主将) 「女子だと思ってなめていたらやられるので気を抜かずに頑張りたい」
剣道はなんといってもスピード感ある攻撃が特徴です。
一方、剣道の竹刀の約1.5倍の長さを巧みに操るなぎなたは、間合いを上手く使って相手の隙をつきます。
(琴平高校なぎなた部/今井美月 主将) 「なぎなたらしい遠間からの試合と、剣道にはない『すね』を狙って打っていきたい」
1試合3分間で、先に2本先取した方が勝利。7試合を戦って勝敗を決めます。なぎなた特有の「すね」への攻撃も有効です。
(白戸ゆめのリポート) 「剣道部となぎなた部の試合が今始まろうとしています。武器の長さの違いに注目です」
互いに積極的に攻めますが、なかなか1本が決まりません。 そんな中、最初に1本を決めたのは剣道部!守りからの素早い攻撃で面を取ります。
剣道部が優勢で進みますが、なぎなた部も意地を見せます。
両者最後まで熱い試合を繰り広げましたが、なぎなた部は後1本が出ず。結局2勝5分けで剣道部が勝利し、通算成績も5勝6敗と追い上げています。
(琴平高校なぎなた部/今井美月 主将) 「楽しく出来てよかったです。(来年は)今やった試合よりももっと剣道部に圧勝できるようにしてほしい」
(琴平高校剣道部福/福原慎吾 主将) 「チームがみんな全員で勝つことができたのでうれしいです。とったぞ!いえーい!」