豊島事件の風化を防ぎます。香川県土庄町豊島で起きた国内最大級といわれる産業廃棄物の不法投棄事件のパネル展が、愛媛大学で開かれています。
(記者) 「愛媛大学に来ています。こちらでは豊島事件をもっと知ってもらおうと、豊島展が開かれています」
NPO法人「瀬戸内オリーブ基金」が主催したものです。会場の愛媛大学ミュージアムには、70点のパネルを展示しています。
産廃の不法投棄が始まった1970年代から去年の撤去完了まで、42年間にわたる豊島住民の国や県との闘いの記録です。
(学生はー) 「写真とか生々しいところもあるので心にきます」 「今回の事件のことは、授業とかで知っていましたが現実というものをまざまざと見せ付けられました」
(企画した愛媛大学法文学部/兼平裕子 教授) 「ゴミは私たちも出している持続可能性ということがキーワード。これ(豊島事件)を他山の石とせず自分のものとして考えてもらいたい」
また、産廃撤去後の処分場跡地をドローンで撮影した大きなパネルも置かれ、豊島事件のすごさを伝えていました。
豊島展は12月17日まで愛媛大学ミュージアムで開かれています。