行く年に感謝し、来る年の無事を願って、岡山県真庭市の神社で杉の輪作りが行われました。
杉の輪作りは、真庭市の見明戸八幡神社で毎年この時期に行われていて、25日は、氏子ら9人が杉の枝や稲ワラを持ち寄りました。そして、稲ワラを巻きつけた高さ3.8メートルの骨組みに、高いところは脚立を使いながら、杉の枝を丁寧に差し込んでいきました。
約3時間かけて「無事すぎの輪」と名づけられた大きな杉の輪が完成すると、宮司がお清めをして、輪のくぐり初めをしました。輪のてっぺんには来年の干支の亥の絵馬が飾られ、正月になると初詣に来る多くの人が「無事すぎの輪」をくぐります。
(見明戸八幡神社/佐伯正禮 宮司) 「この輪をくぐってお参りされる方々が無事に健やかに1年が過ぎますように」