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ファジアーノ岡山 攻撃的な4バックへ…沖縄キャンプで新指揮官が指示「考えるサッカーを」

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 サッカーJ2ファジアーノ岡山は沖縄キャンプに入っています。今年就任した有馬賢二新監督は昨シーズン低迷したチームを飛躍させるため、このキャンプで新たなサッカーを作り上げています。その目指すサッカーとは?

 ファジアーノは1月17日から8年ぶりに沖縄でキャンプインしました。

(ファジアーノ岡山/有馬賢二 監督) 「1年間戦える体づくりが必要」

 有馬監督にとってこの第1次キャンプは体づくりとともに、考えを浸透させる大事な期間。初日から熱い指導が入ります。

(ファジアーノ岡山/有馬賢二 監督) 「矢印がこう行こうとしたときにこっちに出せば、次受けた人間が楽になるから」

(ファジアーノ岡山/赤嶺真吾 選手) 「すごい熱いものを感じますし、パス練習1つにしろ、トラップだったり体の向きとかも、しっかり前に前にという意識をもってやってますし、それをゲームにつなげていけたらと思います」

 そんな有馬監督が何度も口にする言葉があります。

(ファジアーノ岡山/有馬賢二 監督) 「ここにボールが入りそうだとしたら、次にどういうことを考えて動き出ていなきゃいけないのかを考えてほしい。今このグループは全部ボールによってくるから、考えて。ずっと言葉で言ってたのは、考えながら走るってことを伝えてます」

 この指示こそ、今シーズン有馬監督が目指すサッカーへの「道しるべ」。

 2日目は、ランニングと1対1などのトレーニングを交互に繰り返し、体を追い込みました。これまで培ってきたハードワークは今シーズンも重要な要素です。

(ファジアーノ岡山/有馬賢二 監督) 「相手より楽していいサッカーはできないし、上回る走力は必要なんで、今までのしっかりとした守備は継続しながらも、自分たちからボールを奪いに行って、点を取るために奪いに行く」


 このアグレッシブなサッカーをするため、チームを変えようとしています。その1つがフォーメーションです。

(有馬監督) 「4ー4ー2がベースで、まずやるよ」

 これまでのディフェンスが3人の3バックからより攻撃的な4バックに挑みます。

(ファジアーノ岡山/有馬賢二 監督) 「3枚で守備ができていればいいんですけど、実際5枚になってしまうことが多い。そうすると奪いに行く人間が1枚足りない状態になる。いい奪い方ができるとそれだけ枚数もかけられるので、高い位置で奪えればチャンスになる」

 相手陣内でボールを奪う選手を増やし、奪ったらすぐさま、ゴールへ。これで昨シーズン1試合の平均得点が0.93とリーグ19位に低迷した「得点力」の向上を目指します。

 そこで選手に求められる能力が“切り替えの速さ”。選手は守備でボールを奪ったと同時にゴールへの道筋を見出すことを求められます。

(ファジアーノ岡山/有馬賢二 監督) 「両方考えてくれって言ってます。攻撃しながら、取られたらどう守るのか。守ってて、奪ったらどう攻めるのか、常に起こりそうなことを予測しながら準備してほしい。だから頭の中を休めないでほしいと伝えています。」

(ファジアーノ岡山/上田康太 選手) 「攻撃に出ていくチャンスはできると思うので、自分の良さも出すチャンスは増えると思うので、そこでいいパフォーマンスを出したい」

 新たな指揮官が求める“考える”アグレッシブなサッカーで、ファジアーノは悲願のJ1昇格へとひた走ります。

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