特別警報が出ても被災者の半数以上は災害が起きるとは思っていませんでした。西日本豪雨についての災害検証委員会が岡山市で開かれ、住民の避難行動などを検証しました。
岡山県の災害検証委員会は、西日本豪雨での対応を検証し、今後の防災や危機管理に生かそうというものです。
最終回となる今回は、県が去年、被災住民を対象に行ったアンケートの結果が示されました。 その結果、「大雨特別警報」の発令を知った後も53%以上の住民が、また、避難指示が出ても44%近くが、災害が発生するとは思っていなかったことがわかりました。 委員からは「地域の行事に防災教育や訓練を組み込むなどの工夫が必要」といった意見が出ていました。
検証委員会は3月末までに検証内容をまとめ、県知事に提出する方針です。