岡山県倉敷市は、市のアンケート調査で約7000件の個人情報が流出したと発表しました。原因は宛名の「重ね貼り」です。
問題となったのは2月28日に発送した、倉敷市のまちづくりに関するアンケートです。市はこのアンケート調査業務を業者に委託していました。
調査の精度を高めるため、倉敷市は送り先の抽出条件を見直して発送の3日前に宛名の変更を業者に連絡、業者は元の宛名の上に新しい宛名のシールを「重ね貼り」して発送しました。しかし、このとき元の宛名も透けて見える状態だったということです。
アンケートが届いた市民からの指摘で個人情報の流出が発覚、件数は6950件に上ります。倉敷市は今後、業者への指導や個人情報の管理を徹底したいとしています。