香川県まんのう町の元会計室長の男性(50代)が去年4月以降、口座を勝手に解約するなどして、町の財政調整基金、約2000万円を横領していた疑いがあることがわかりました。 まんのう町によると、当時、町の通帳や印鑑などは会計室で一括管理されていて、元会計室長は事実上、町長の決裁を受けずに預貯金を解約することができたということです。
今年3月に元会計室長が依願退職したあと、不正流用が発覚しました。 元会計室長は横領を認めた上で、「借金の返済などに充てた」と話しているということです。
まんのう町は、通帳などの管理体制を改めるとともに、刑事告訴に向けた準備を進めています。