岡山県早島町の認可保育園の元園長が15年間、園の運営費を着服し続けていたことがわかりました。着服した総額は、1600万円を超えるということです。 運営費を着服していたのは、岡山県早島町の2つの認可保育園で園長を務めた50代の男性です。 園を運営する中野社会福祉協会によると、元園長は2005年度から今年度までの15年にわたって、保護者から行事などのために集めたお金を着服していました。総額は約1640万円にのぼるということです。 当時、園の会計は元園長が1人で担当していました。
決算をまとめていた別の職員が今年4月、不審な点に気付き、協会が聞き取ったところ元園長が、「子どもの養育費や交際費に充てた」と着服を認めました。
協会は6月30日付で元園長を解雇、すでに全額を返済しているため、刑事告訴はしない方針です。
