2021年、岡山市の認可保育園で当時2歳の男の子が遊具に首を挟まれて死亡したことを受け、岡山市は遊具の安全点検を行い、23の遊具について使用不可の判断をしました。
2021年10月、岡山市北区富原の認可保育園で当時2歳の男の子が園庭の遊具の隙間に首を挟まれ意識不明になり、その後、亡くなりました。
岡山市は事故の翌月から5月末まで、市内の私立認可保育園や市立幼稚園など178施設で1024基の遊具の安全点検を行いました。
点検は、国土交通省の指針や日本公園施設業協会の安全規準に基づき行ったもので、劣化具合や形状を確認しました。
その結果、劣化が深刻な15施設、23の遊具に対し緊急修繕が必要であるとして使用不可の判断をしました。階段や踊り場に使われた木が腐食している複合遊具などがあったということです。
岡山市は各施設に結果を伝え、「遊具や死角などの危険性を認識して遊び方を考えてほしい」としています。