岡山大学病院の医師が個人で使っていたクラウドサービスから約270人の患者の情報が漏えいしました。
岡山大学病院によりますと7月23日、病院に勤務する医師がフィッシング詐欺に遭い、個人で使っていたクラウドサービスのIDとパスワードが盗まれました。
クラウド上にはこの医師が2015年以降治療で関わった患者、合わせて269人の治療経過の情報などが保存されていました。
大学では医師が個人のクラウドに患者の情報を保存することは認めておらず、医師は「患者のデータを考察したかった」としています。
現時点で、情報の悪用は確認されていません。
岡山大学の槇野博史学長は「情報セキュリティに関する指導を徹底したい」とコメントしています。