事件現場に残された証拠を集める「鑑識活動」。その技術を高めるための新しいアイデアの発表会が香川県警で行なわれました。
香川県警が毎年行なっているもので、警察本部や各警察署の鑑識課員ら29人が現場で使う器材の改良案などを発表します。
指紋部門では、指紋採取の際に用いる薬品がより指紋に着きやすいように改良した容器について発表しました。 容器の中には金属たわしが入っていて粘り気のある細かい泡を作り出すことができ、指紋をより速く簡単に採取することができます。
（丸亀署 鑑識係／伊藤嘉章 警部補） 「他県に負けないよう。現場指紋に特に力を入れてほしいということで、この研究に取り組んでおります」
特に優秀なアイデアは警察庁の発表会で披露するほか、実用性の高さが認められれば、実際の鑑識活動にも採用されます。
